[2015年09月01日]

電線のからみし足や震災忌

京極杞陽(1908〜81)

震災忌が秋の季語。震災記念日、防災の日も同意の季語です。
関東大震災は、92年前の1923(大正12)年9月1日午前11時58分に発生した相模トラフ沿いの断層を震源とする関東地震による災害。マグニチュード7.9。死者行方不明142,807人、全壊焼失575,394戸。京浜地帯は壊滅的な影響を受けました。
この句は、大地震により切れて足に絡みついた電線による恐怖感が伝わってきますね。
同じ作者に次の句があります。
わが知れる阿鼻叫喚や震災忌  杞陽
あびきょうかんの巷と化している東京。
作者は当時、15歳。学習院中等科の3年生。ただ一人の姉を除き、祖母、父母、弟妹ら家族全員を喪うという悲運に遭遇しました。
今日は、二百十日。台風と地震が一緒に来たらどうなるでしょうね。
作者きょうごく・きようの紹介は、2012年2月5日を参照。
(出典:清水哲男著「増殖する俳句歳時記」、ナナ・コーポレート・コミュニケーション、2002年刊)
・スポーツ界では、来年行われるリオのオリンピックは、もう始まっていますね。一番の心配は、リオの治安と景気の減退です。

投稿者 m-staff : 2015年09月01日 09:15

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