[2015年09月23日]

鈴虫の生くるも死ぬも甕の中

安住 敦(1907〜88)

鈴虫が秋の季語。月鈴子(げつれいじ)、金鐘児(きんしょうじ)も同意の季語です。
今やせっせと近くの草むらでリーンリーンと鈴をふるように鳴いています。鈴虫は、8月の終わりごろから草むらで鳴いていますね。本州のあちこちにいますが、北へ行くほどにいなくなると言われています。こおろぎに近い種類で、黒くて西瓜の種に似ています。平安時代には「まつむし」と言われ、松虫は逆に「すずむし」と言われたそうです。古くから日本人に愛されていた虫で籠に飼われました。孵化させるために甕(かめ)に入れて飼われました。
この句は、その甕の中で孵化させるのに、生きるのも死ぬのも甕の中と断じています。
今日は、秋分の日。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・今日は、橋本の蓮乗院で墓参り、その後に調布の老人ホームの姉を見舞いに行きます。

投稿者 m-staff : 2015年09月23日 08:48

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