[2015年09月25日]

ままごとのお金はもみぢ兄いもと

井本農一(1913〜98)

もみぢ(紅葉)が秋の季語。黄葉、もみぢ葉、色葉、色見草、紅葉の錦、下紅葉、村紅葉なども同意の季語です。
秋になって、気温が下がってくると落葉樹の葉は赤や黄に色を変えます。これが紅葉です。紅葉の名前は、紅く染めた絹地の紅絹(もみ)から来たものです。
ままごとは、漢字で書けば「飯事」になりますね。これは子供が玩具などを使って、炊事や食事のまねごとをするところから来ていて、ままは、飯(めし)のことですね。
この句は、幼年のころに、兄妹でままごと遊びをした思い出が回想の中によみがえってきます。まるで紅葉のように色づいていますね。
この句は、1977(昭和52)年刊行の句集「遅日の街」に所収されています。
作者いもと・のういちの紹介は、2009年10月21日を参照。
(出典:大岡 信著「新 折々のうた2」、岩波新書、1989年刊)
・今日の横須賀は、強風・波浪注意報が出ていて、最高気温が21度の予報。一気に涼しくなってきました。こういう時は音楽を聴きながら読書に限りますね。

投稿者 m-staff : 2015年09月25日 09:05

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