[2015年09月26日]

垣通草盗られて僧の悲しめる

高野素十(1893〜1976)

垣通草(かきあけび)が秋の季語。木通(あけび)、通草の実、山姫(やまひめ)、蕪覆子(あけび)なども同意の季語です。
秋も半ばになると、散歩道のよそのお宅のガレージの上に、通草がたくさんぶら下がっているのを見かけます。むかし、山形へ行ったときに初めて食べて、その甘さにびっくりしました。
あけび科のつる性植物で、山野に自生しています。春、花を咲かせ、秋に漿果を実らせます。漿果は長さが10センチほどで、果皮は厚く、熟すとひとりでに開いて黒い種を含んだ白い果肉が現れます。
この句は、お坊さんが丹精込めて育てた垣になっている通草を盗まれて、哀しんでいると詠っています。盗りたくなるほどの素晴らしい通草だったのでしょうね。
今日は、秋彼岸の明け。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月23日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・「巨大組織は自壊する」は、私の持論です。今回のフォルクスワーゲン、東芝、それにFIFA(サッカー)。組織は巨大化するとマンモスのように崩壊します。巨大化組織は小さな組織の寄せ集め。経営者は原点に戻って、小さな組織から総点検するしか立ち直る術はありませんね。

投稿者 m-staff : 2015年09月26日 09:09

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5310