[2015年10月04日]

浅間鳴りしきのふや鮎の落ちつくす

吉田冬葉(1892〜1956)

鮎の落ちつくすが秋の季語。落鮎、錆鮎、渋鮎、下り鮎、秋の鮎なども同意の季語です。
夏に灰がかった緑色だった体色は、秋になると成熟して「錆鮎」と呼ばれる橙と黒の婚姻色へ変り、産卵のために群をなして下流域に下ります。
上流で2、3センチほどに成長した鮎は、10月の終わりごろには、水の流れに乗って下りはじめ、河口付近で産卵をして、その短い一生を終えます。そのころになると、あたりは秋の色に染まってきますね。
ここで言う浅間山の山鳴りは、冬への前兆です。昨日山鳴りがして、鮎は一匹残らず、落ちつくした、そのような秋の風景を、浅間山の見える千曲川で詠っています。
作者よしだ・とうようの紹介は、2006年11月5日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・ラグビーのW杯イングランド大会の日本は、強敵のサモアに完勝。確りと守備をした結果、相手はたまらずに反則を連発。好調の五郎丸選手のキックもあってサモアを振り切りました。次は12日のアメリカ戦ですね。

投稿者 m-staff : 2015年10月04日 09:50

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