[2015年10月05日]

窯変に似たる彩あり柿紅葉

右城暮石(1899〜1995)

柿紅葉が秋の季語。
柿の葉は、中秋が過ぎて、実の赤く熟するとともに色づいてきます。柿によっては、その紅葉は早く、たちまちにして散り始める木もありますね。梢に残るのは紅の柿の実といった光景を目にします。柿紅葉は華やかな風情というよりはいささか哀れさを感じると言ってもいいでしょう。
この句でいう「窯変(ようへん)」とは、陶磁器の焼成のときに、火焔の性質やそのほかの原因によって、素地や釉(うわぐすり)の変化によって変色し、または形のゆがみが生じることを言います。また、柿の色にそっくりな「柿柚」と言った色も存在します。我が家の玄関には柿柚の甕をならべています。
この句では、柿紅葉の色が窯変に似た彩(あや)を作り出していると詠っています。
作者うしろ・ぼせきの紹介は、2006年10月30日を参照。
(出典:角川学芸出版編「角川季寄せ」角川学芸出版、2014年刊)
・マーリンズのイチローは投手に転向か。今日行われたフィリーズとの最終戦で、3回からライトの守備に入り、2三振、8回の裏からは投手になり、2安打1失点、142キロの球を投げ、2安打1失点、18球、これでイチローの今シーズンは終わりました。お疲れさま。

投稿者 m-staff : 2015年10月05日 09:37

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5319