[2015年10月06日]

一病に仕ふ余生や吾亦紅

角川源義(1917〜75)

吾亦紅(われもこう)が秋の季語。吾木香、我毛紅も同意の季語です。
我が家のベランダの鉢にも、秋風に揺られて野趣に富んだ吾亦紅があります。
咲き始めは紅紫色ですが、日が立つにつれて褐色にかわります。しかし、普通の花のように散ることはありません。
バラ科の多年草。秋の七草とともに、各地の野に咲いています。8月から10月にかけて、茎の上の方から枝が分かれて花弁の無い花が密集して穂状に開きます。秋の代表的な花ですね。
この句の作者は、40年前の1975(昭和50)年10月27日に世を去りました。1972(昭和47)年秋に、肺結核で清瀬の国立療養所に3か月入院。その後、肝炎になりました。このような中で次の句を作りました。この花の根は止血剤にも使われます。
楢もみぢ命あまさず生きむとす  源義
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・驚きましたね。TPP合意のニュースが霞んでしまいました。今年のノーベル医学・生理学賞は、熱帯の寄生虫の病気に効果のある抗生物質を発見したことで知られる北里大学特別名誉教授の大村智さんが選ばれました。私費で郷里の山梨県韮崎市に美術館を創るなど話題の多い人ですね。おめでとうございます。

投稿者 m-staff : 2015年10月06日 09:19

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