[2015年11月05日]

思ひ出てうときを訪ふや冬隣

松瀬青々(1869〜1937)

冬隣が秋の季語。冬近し、冬隣る、冬を待つなども同意の季語です。
暦の上では秋も終わりに近く、冬がついそこにあるような気がします。これからの冬の暗さ、さびしさがそこはかとなく迫ってくるような気がします。冬を待つというのは期待感ではなく、冬の用意の方に気が回ります。それはいつでも何となく気ぜわしい気分にさせてくれます。
この句のように、冬隣は日常の生活に親近感を覚えます。迫って来る寒さの中でふと思い出したのは、疎遠になっている友のことでした。久しぶりに訪ねるのは用事があってのことではありません。季節がもたらす心の変化によるものなのでしょうね。「うとき」は、「疎し」の意味で、関係が深くない、疎遠を表しますね。
今日は酉の市で一の酉。二の酉は17日。三の酉は29日です。
作者まつせ・せいせいの紹介は、2007年4月5日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・日本郵政グループ3社の株式上場好調。3社ともに成長戦略がはっきりしないのでいつまで続くかは疑問。お買いになった人は売り時に困ることでしょう。

投稿者 m-staff : 2015年11月05日 09:26

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