[2015年11月06日]

肩こるをおぼえて十年冬支度

星野立子((1903〜84)

冬支度が秋の季語。冬用意も同意の季語です。
秋の終わりごろになると冬の用意のためにしなければならないことがいろいろありますね。蒲団の手入れ、冬着の用意、あちこちの家の手入れ、ストーブの用意などその地方に必要なものをそろえねばなりません。雪国であれば、石炭や灯油の用意があり、冬支度は大掛かりになりますが、多くの地方では年の暮れも迫っているので、どこかしら心せかれて楽しい作業になりますね。
この句の「十年」は、「ととせ」と読ませます。ここではこのところ十年前から冬になって寒さで肩のこるのがうっとおしいと詠っていて、おかしみを覚えます。
作者ほしの・たつこの紹介は、2005年2月9日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・10月27日に挿絵画家の中 一弥さんが104歳で亡くなりました。2009年には、朝日新聞に乙川優三郎「麗しき花実」の挿絵を担当して、素晴らしい筆致の挿絵を堪能させてもらいました。もちろん、すべて切り抜いて大事にしています。合掌。

投稿者 m-staff : 2015年11月06日 09:44

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