[2015年11月07日]

盃中に秋思の翳の移りけり

京極杜藻(1894〜1985)

秋思(しゅうし)が秋の季語。秋懐、傷秋、秋あはれ、秋淋しなども同意の季語です。
暦の上では、今日で秋もお終い。
この季語は、事に寄せてしみじみと秋を感じ、物を見てしみじみ秋を思うことを言います。杜甫の「秋思」の言葉から来ています。秋の物思いであり、秋という季節の与えるさびしさ、しみじみとした気持ちが背景にあります。秋の静けさ、さびしさ、あわれ、といったものが一つに集まっている気持ちを集約した言葉ですね。
この句の「盃中」は「へいちゅう」と読ませます。作者の秋思が、お酒の盃中に翳(かげ)として映っているという、まことの上手な句になっています。
作者きょうごく・とそうの紹介は、2005年11月23日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・エジプト東部シナイ半島で起きたロシアの旅客機墜落事件は、テロの可能性が濃くなりました。プーチン大統領の対応が気になりますね。
こうなると日本でもテロリストの目が気になる時代が来るかもしれません。

投稿者 m-staff : 2015年11月07日 10:09

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