[2015年11月09日]

一と二はしぐれて風の三の酉 

百合山羽公(1904〜91)

しぐれ(時雨)が冬の季語。時雨るる、朝時雨、夕時雨、小夜時雨、北時雨、横時雨、片時雨、時雨雲、時雨傘なども同意の季語です。
冬の初めごろに、晴れていたかと思っていたらさっと降り、たちまち上がってしまう雨のことです。これを時雨と言います。陰暦十月のことを「時雨月」とも言いますね。時雨の定めのない降り方に、和歌の世界では、世のはかなさやむなしさを託し歌に溢れていますね。芭蕉は俳句でそれを一層深めた一人です。11月28日は芭蕉忌ですが、芭蕉の忌日を「時雨忌」とも言います。
この句の今年の酉の市は、三の酉までありますね。一の酉が11月5日、二の酉が17日、三の酉は29日。三の酉まである年は、火事が多いと言われています。そこで作者は三の酉は風に気をつけなさい、と言っているようです。
作者ゆりやま・うこうの紹介は、2005年12月17日を参照。
(出典:角川学芸出版編「角川季寄せ」角川学芸出版、2014年刊)
・4日のこの欄で「野球の国際大会「プレミア12」で日本代表の「侍ジャパン」は韓国と対戦。日本ハムの大谷投手が先発。コントロールに気を付ければ勝利するでしょう。」と書きました。昨晩はその通り、大谷投手が好投しましたね。大谷、則本、松井の継投が成功。私の見たところ、一番の殊勲者は、キャッチャーの嶋キャプテンです。見事に韓国の打者を丸め込みました。

投稿者 m-staff : 2015年11月09日 09:20

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