[2015年11月13日]

大空にのび傾ける冬木かな

高浜虚子((1874〜1959)

冬木が冬の季語。冬木影、冬木道、冬木宿なども同意の季語です。
樹木の常緑樹も落葉樹も冬になれば、冬木と言われます。普通には、落葉樹の方が、俳句には詠まれやすいことがありますが、常緑樹も決して夏や春と同じではありませんね。冬木がぽつんと立っている一樹も風情がありますが、木立の風景も捨てがたい印象があります。すっかり落葉してしまった「裸木」は、冬木よりも鮮明な印象があります。
この句は、多くの歳時記で取り上げられています。冬の間のさびしい、活気のない情景の中で、大空に大木が身を傾けながら決然と立っている様子がよくとらえられています。静の中に動を見つけた作者の巧さに共鳴します。
作者たかはま・きょしの紹介は、2005年11月23日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・昨日の野球は、日本がドミニカに勝ち、サッカーは日本がシンガポールに勝ち、とても気持ちの良い日でした。やはり勝負事は勝たなくてはなりませんね。

投稿者 m-staff : 2015年11月13日 09:13

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