[2015年11月20日]

枯菊を刈らんと思ひつつ今日も

西島麦南(1895〜1981)

枯菊が冬の季語。菊枯る、菊焚く、凍菊、霜枯菊なども同意の季語です。
秋には咲き誇っていた菊が冬になって枯れてしおれている様子を言います。菊は枯れても花は散らずに茎や葉もしおれつつ、なお立ち尽くしている姿には、哀れさとともに一抹の風情を感じますね。枯れてしまった菊を火にくべると、かすかに香りが漂います。冬になっても咲いている菊を残菊と言いますが、花期の長い菊は残菊から枯菊への推移も緩やかですね。
この句では、枯菊になったのだから刈ってしまおうと思ってもどこかに未練があって迷っている作者の気持ちが伝わってきます。
私の枯菊の句。東京・深川での吟行の時にひらめきました。深川はお寺の多い街でした。
枯菊や身を寄せ合つて墓の列  風伯
作者にしじま・ばくなんの紹介は、2005年6月26日を参照。
(出典:辻 桃子著「俳句の草木」、創元社、2003年刊)
・昨晩は、野球の国際大会「プレミア12」、日本と韓国の対戦。簡単には勝たせてくれない、という前日の指摘が当たりましたね。大谷翔平投手は素晴らしい内容でしたが、小久保監督と嶋捕手の勝ち急ぎを見事に突かれて敗戦。21日に3位決定戦があります。ここでは何としてでも勝つことですね。

投稿者 m-staff : 2015年11月20日 09:15

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