[2015年11月21日]

芒原枯れて光れり人に逢はず

篠田悌二郎(1899〜1986)

芒原枯るが冬の季語。枯芒、枯尾花、尾花枯る、芒枯るなども同意の季語です。
秋の間に、美しく風になびいていた芒も、冬のなると葉も穂も枯れてしまいますね。尾花は芒の別名で、花穂を雄鶏の尾に見たてたものです。あわれを誘いますが、冬の日がさして白く輝き、美しいと思う光景ですね。
この句は、そのような情景を捉えた高原の冬景色でしょう。下五の「人に逢はず」は字余りですが、効果的でどことなく余情をうかがわせますね
この句は、1933(昭和8)年刊行の句集「四季薔薇」に所収されています。
作者しのだ・ていじろうの紹介は、2005年7月26日を参照。
(出典:飯田龍太他監修「名句鑑賞辞典」角川書店、2001年刊)
・今日は横浜で句会。それに一足早い忘年会。富士山の雪が綺麗に見えます。

投稿者 m-staff : 2015年11月21日 08:51

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