[2015年11月25日]

白息を生のすさびと美しく     

斎藤 玄(1914〜80)

白息(しらいき)が冬の季語。息白しも同意の季語です。
白息とは、冬の冷たい空気のなかで、吐いた息が白く見えることを言います。吐いた息の中の水蒸気が急に冷やされて水滴になり。これが白く見えます。寒くなり、空気が乾燥をしてくるほどに白く見えます。
作者は、戦争、放蕩、妻の病死、癌に侵された自らの死と壮絶な人生を送りました。
この句では、自らの病から見て、白く息を吐いているのは、生きていることの遊びと喝破しています。考えてみることもなく、凄い気持ちを裏に含んでいますね。
今日は三島由紀夫の命日。1970年11月25日。あれから45年も経ちました。もし生きていれば、今の日本の状況をどのように考えるのでしょうね。
作者さいとう・げんの紹介は、2005年9月27日を参照。
(出典:角川学芸出版編「角川季寄せ」角川学芸出版、2014年刊)
・マイナンバー(社会保障・税番号)は、まだ小宅には届いていません。お国は何をやっているのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2015年11月25日 09:13

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