[2015年11月28日]

富士の丈けふ伸びてをり枯葎

森 澄雄(1919〜2010)

枯葎(かれむぐら)が冬の季語。
葎は、道端や空き地、荒れた庭などに蔓で絡み合いながら茂る雑草を総称して言います。植物学的には、クワ科の金葎やアカネ科の八重葎などがありますが、それらに限定せずそれらを含めた雑草を言うのです。
枯葎は、ぼうぼうと生い茂った葎が、ものに絡みついたまま枯れ果てた様子。
この句では、一面枯れ果てた雑草の中に立って、ふと富士山が今日は丈が高く見えるという爽快さの句。今朝の富士山は、5号目あたりから上に雪が見えます。
この句は、1986(昭和61)年刊行の句集「四遠」に所収されています。
今日は、芭蕉忌。陰暦では10月12日。
作者もり・すみおの紹介は、2005年2月22日を参照。
(出典:大岡 信著「新 折々のうた2」、岩波新書、1995年刊)
・フィギュアスケートのGPシリーズNHK杯で、羽生結弦選手は階段を一歩上り、浅田真央選手は一歩下がりましたね。練習が足りているのと足りていないのの違いでしょうか。

投稿者 m-staff : 2015年11月28日 09:47

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