[2015年11月30日]

短日や富士の傾く方へ寄り

榊原風伯

短日が冬の季語。日短か、日つまる、暮早し、短景なども同意の季語です。
冬はもっとも日が短くあわただしく暮れる時節ですね。俳句の季語では、「日永」が春、「短夜」が夏、「夜長」が秋、「短日」が冬という約束になっています。計算すると理屈に合いませんが、季節を感じ取るものが人間である以上は、人間の主観を離れて季語はありません。
「短日」と「夜長」はともに冬であるはずですが、それを冬と秋に分けたのは微妙な感じですね。
この句は、ベランダから見える富士山が短日には何やら傾いて見えてその傾く方へ体を寄せてしまったというただそれだけのことですが、この時の心象風景を表しています。
ところで「YouTube」によるクラシックの全曲視聴は、10月のこの欄で50人目のボロディンでした。その後、ガーシュウィン、ヤナーチェク、コダーイ、ブリテン、グルック、ボッケリーニ、そして現在は57人目のバルトークにチャレンジしています。
(出典:俳誌「炎環」、2007年2月号より)
・今日からCOP21がパリで開催されます。京都議定書以来18年ぶり。先進国と発展途上国の間で新たな枠組みは合意されるのでしょうか。待ったなしで深刻化する地球温暖化に解決策はあるのでしょうか。

投稿者 m-staff : 2015年11月30日 09:49

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