[2015年12月02日]

肩かけをとりてニュースに立ちどまる

阿部みどり女(1886〜1980)

肩かけが冬の季語。ショールも同意の季語です。
寒さを防ぐために、外出の時に、女性が肩にかけるもので、絹、毛糸編み、毛織、絹糸編みなどがあります。さまざまなデザインのものがあり、無地、模様入りなどいろいろありました。しかし、もうほとんど見かけることはありませんね、昭和時代の遺物になったのでしょうか。
和服に掛けるものですが、洋装が多くなり、姿を消しましたね。
この句ですぐ思い出したのは、1963(昭和38)年11月22日、ケネディ大統領が暗殺されたニュースですね。私は当時大学生で、そのニュースをアルバイト先の国立駅のそばの街頭テレビで知りました。今でもはっきり思い出します。
作者は、はらりと肩かけを外して、どのようなことで神妙にニュースを聞いたかはわかりませんが、きっと大事なことを報じていたのでしょうね。
作者あべ・みどりじょの紹介は、2005年6月2日を参照。
(出典:角川学芸出版編「角川季寄せ」角川学芸出版、2014年刊)
・パリのCOP21は、初日から難航しているそうで、先進国と発展途上国の確執は根深いものがありますね。ロシアとトルコの大統領は、お互いに相手を信用していません。どうなることでしょうか。

投稿者 m-staff : 2015年12月02日 09:37

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