[2015年12月03日]

夕風のわたれば寒し帰り花

日野草城(1901〜56)

帰り花が冬の季語。返り花。戻り花、忘れ花、狂ひ花、二度咲、帰り咲なども同意の季語です。
小春日和のころに、草木が季節はずれの花を咲かせることがあります。多いのは、梅、桜、梨、躑躅、山吹、蒲公英などですね。それらを総称して言いますが、具体的な花の名前とともに詠むことも多いようです。これは気温が急に高くなったために花の芽が思わぬ発育をして開花するものです。
この句では、冬の夕風が吹いて寒くなったところに咲いている帰り花のわびしく寂しい様子を表していますね。
同じ作者に次の句があります。
日あたりてまことに寂し返り花  草城
冬の日を浴びていても返り花はどことなく寂しく見えると詠っています。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:辻 桃子著「俳句の草木」、創元社、2003年刊)
・中国のPM2.5が日本に押し寄せる季節になりました。COP21は、パリではなく北京で開催するべきでしたね。アメリカのカリフォルニア州で発砲事件がまた起きています。いつになったら銃を規制できるのでしょうか。

投稿者 m-staff : 2015年12月03日 09:22

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