[2015年12月10日]

牡丹鍋力合せて食ひにけり     

大串 章

牡丹鍋が冬の季語。猪鍋(ししなべ)、猪肉(ししにく)、山鯨(やまくじら)なども同意の季語です。
このところ、猪や鹿が増えて農家の皆さんは本当に困っているようですね。人口が減って猪や鹿が増えるなんて洒落にもなりませんよ。猪の肉は一度食べたことがあります。ちょっと固い印象であまりおいしいとは思いませんでした。
牡丹鍋は、猪肉の鍋料理のことです。猪の肉を牡丹と呼ぶのは、花札の牡丹に唐獅子のししと、いのししの同音を取り入れたある種の隠語ですね。猪肉と野菜を一緒に煮込んでみそで味付けをします。
冬場の料理で、この句のように、これを食べると元気が出る、精力がつくと言われています。ですから気の合った仲間と力を合わせて食らいつくと言った気分にもなりますね。
作者おおぐし・あきらの紹介は、2006年10月3日を参照。
(出典:角川学芸出版編「角川季寄せ」角川学芸出版、2014年刊)
・あの東電の福島第一原発で、「ダクト」と呼ばれる地下のトンネルにたまった汚染水の濃度が1年前のおよそ4000倍に上昇しているとの報道。外部に漏れていないか心配ですね。

投稿者 m-staff : 2015年12月10日 09:33

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