[2015年12月14日]

山茶花の新月の浴む妹を待つ

宮武寒々(1894〜1974)

山茶花が冬の季語。姫椿も同意の季語です。
山茶花は、椿に似ていますが、花も葉も小さい形をしていますね。日本原産です。通常は、常緑小高木。気温が10度以下になると枝先に椿より小さな五弁花を開きます。野生のものは白色ですが、園芸種は白、淡紅色、白に紅がさすもの、紅白の絞りなどがあります。
この句の情景は、どこかの露天風呂でしょうか。湯船の周りには山茶花が咲いていて、新月の光りの中で彼女はまだ湯あみ中、男の方は烏の行水で、湯から先に上がって待っていると言った様子です。この句では、二人の関係は判然としません。妻か恋人か。読む方としてはいささか気になります。山茶花の白と「浴(あ)む妹」の白が湯明りに浮いていますね。
今日は、義士会。赤穂義士が討ち入りをした日。東京高輪の泉岳寺に義士の墓所があります。
作者みやたけ・かんかんの紹介は、2006年6月25日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・今日は新聞休刊日。ネットでニュースは見られますが、どこか手持ち無沙汰です。羽生結弦や高梨沙羅選手の活躍が目立つウィンターシーズンですね。

投稿者 m-staff : 2015年12月14日 09:15

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