[2015年12月23日]

とぢし眼のうらにも山のねむりけり

木下夕爾(1914〜65)

山眠るが冬の季語。眠る山も同意の季語です。
「臥遊録」では、冬山について「冬の山はものさびしうて、しづまつたこころなり」と解釈しています。
春の山は、「山笑う」、秋の山は、「山装う」と擬人法で言います。冬の山は、「山眠る」となります。しずかに枯れて、動きのない様子を表しています。窓から見える裏の武山は、静かなたたずまいをしています。
幕末のころに黒船が見えた山です。
この句は、眼を明けていても閉じていても、いつもの変わらず作者にとっての山は静穏である、と詠っています。
今日は、天皇誕生日、82歳。平成天皇も昭和天皇に似てきて、猫背になってきましたね。
作者きのした・ゆうじの紹介は、2006年5月23日を参照。
(出典:蝸牛社編集部編「新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・昨日今日と年賀状を書くことに費やしています。一枚一枚に思い出が詰まっています。

投稿者 m-staff : 2015年12月23日 09:24

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