[2015年12月27日]

新巻の荷にちがひなき長さかな

唐笠何蝶(1902〜71)

新巻(あらまき)が冬の季語。荒巻、塩鮭なども同意の季語です。
以前、北海道の友達から新巻が届き、さばくのに大変だったことを思い出します。
鮭の塩蔵品。鮭の腹を割ってわたを出し、口腔・腸に食塩を入れて、周りにも食塩を撒きます。菰に巻き、縄に巻き付けたものが荒巻。塩を濃くしたものが塩鮭。いずれも暮の贈答品として用いられますね。
この句は、素直にお歳暮の新巻を表現しています。たとえれば鮭一本の長さかな、といったところでしょうか。
作者とうがさ・かちょうは、神奈川県三浦市三崎の生れ、本名・学。医科を修め、北海道北見市で産婦人科病院を開業、後に札幌に移転。俳句は、水原秋櫻子、高野素十に学び、「ホトトギス」の同人。句集に「何蝶句集」があります。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・北日本で天気が悪いと関東圏では晴れて穏やかな日となりますね。スキー場に雪が無くて困っているようですから、ほどほどに雪が降れば正月休みの皆さんは助かりますね。当方は、年末の大掃除が続いています。

投稿者 m-staff : 2015年12月27日 09:57

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