[2015年12月31日]

消防士焚火のなかの一思案

榊原風伯

焚火が冬の季語。落葉焚、朝焚火、夕焚火、夜焚火、焚火跡なども同意の季語です。
10年前、横浜の妙蓮寺に住んでいたころの話です。大晦日のNHK紅白歌合戦の終わる前、防寒具を着て、11時45分ごろに家を出、近くの篠原八幡神社へ新年のお参りに出かけるのが毎年の慣わしでした。往復で約40分はかかりましたね。
そこでは、お札や破魔矢を燃やす大きな焚火があり、町内の消防団員が法被を着て火のお守りをしています。焚火に赤々と照らし出された姿は、背中を火に向けて、思案気に何やら浮かぬ顔でした。その得も言われぬ姿が俳句の題材になりました。
ところで「YouTube」によるクラシックの全曲視聴は、11月のこの欄で58人目のバルトークでした。その後、クープラン、グリンカ、コレルリ、プーランク、ヴォルフ、テレマン、そして現在は65人目のアルベニスにチャレンジしています。この試みの目標は100人です。
皆様どうぞよいお年を!
(出典:俳誌「炎環」、2014年2月号より)

投稿者 m-staff : 2015年12月31日 09:34

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