[2016年01月06日]

楽想を失ひ手毬唄漂ふ

池内友次郎(1906〜91)

手毬唄(てまりうた)が新年の季語。手毬、手毬つくも同意の季語です。
手毬は、女の子の正月の遊び道具。美しい色糸をかがり、家庭でこしらえて、芯には綿、薯柄、蒟蒻玉、鉋屑を用いました。大きなのを作り、飾り物にしました。このごろではほとんど見かけることが無くなりましたね。この毬をつきながら、唄う手毬唄は歌詞も節も古びていて素朴ですね。
良寛の手毬唄の歌を思い出します。
つきて見よひふみよいむなやここのとを十とおさめて又はじまるを
この句の作者は高浜虚子の次男で西洋音楽家。手毬唄がどこかから聞こえてきて、西洋楽曲の構想を失ったと言っています。それほどに東洋的な調べに魅惑を感じたのでしょうね。
今日は、小寒、24節気のひとつ。寒の入り日のことで、このころから寒さが厳しくなります。
作者いけうち・ともじろうの紹介は、2007年3月7日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・アメリカの難問と言われる銃の規制強化策発表で、オバマ大統領の目に涙。簡単に銃が手に入り、その銃で多くの市民が亡くなっている現状をどうすれば解決できるか、アメリカ市民の良識が試されています。

投稿者 m-staff : 2016年01月06日 10:22

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