[2016年01月18日]

突如膨れ出す金網の隅の餅

内藤吐天(1900〜76)

餅が冬の季語。餅焼く、黴餅も同意の季語です。
毎年年末には、餅つき機で餅をついて家族に食べてもらっています。しかし、今回は久しぶりに「蒸す」時間が短くて、つぶつぶ入りの餅になり、失敗。次回はきっとうまくゆくことでしょう。
もともと、餠は神仏への供え物、あるいは、歯固めの祝いや身内の祝いなどで用いるめでたい食べ物で、それが新年の雑煮の習慣で残っています。
この句は、「金網の隅の餅」が滑稽ですね。これが中央では何の面白さもありません。焼きもちを焼くとは、人をねたみ、憎むこと。そのような人間模様がこの句から伝わってきますね。
同じ作者に次の句があります。
黴餅の毛がふさふさとけものめく 吐天
作者ないとう・とてんの紹介は、2006年8月25日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・横須賀は風雨が強く、大荒れの天気。雪はまだ降っていません。首都圏では、雪が降っていて、交通がかなり乱れてきました。昔から太平洋を低気圧が通ると大雪なるそうです。

投稿者 m-staff : 2016年01月18日 09:21

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