[2016年01月19日]

孤り棲む埋火の美のきはまれり

竹下しづの女(1887〜1951)

埋火が冬の季語。炉火も同意の季語です。
今ではなかなか見かけない光景です。よくおこった炭火に灰をかけておきます。これは、火をつかわないときや夜寝るときに、火を長持ちさせるためであり、また翌朝の火種にしていました。
作者は、夫は早く亡くなり、成人して活躍を期待されていた俳人の育っていた長男にも先立たれました。囲炉裏の灰の奥にある火は、孤(ひとり)で見ることにより、一層その美しさは極まったと詠っています。しかし極まりの底には何とも言えない寂しさが横たわっていますね。
この句は、1964(昭和39)年刊行の「定本竹下しづの女文集」に所収されています。
作者たけした・しづのじょの紹介は、2005年5月10日を参照。
(出典:大岡 信著「第五 折々のうた」、岩波新書、1986年刊)
・昨日は、関東圏で雪が降り、電車の運行に支障をきたしましたね。今日の横須賀は、お日様は照っているのですが、強烈な風が吹いています。北日本や北陸では相当雪が降りそうですね。ところでSMAPは存続とか、契約は9月までですから、その先はどうなるでしょうね。

投稿者 m-staff : 2016年01月19日 09:44

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