[2016年01月28日]

綿菓子の貌のほどにも初不動

山口青邨(1892〜1988)

初不動が新年の季語。
部屋から見える裏山の武山にも不動尊があります。そこは、三浦半島霊場一番札所、龍塚山不動院持経寺。豊漁や海上の安全を祈願する場所で「波切不動」とも呼ばれています。笹に魚の形をした麩菓子が祝いものとして売られています。
今日は、初不動。不動尊(不動明王)の初の縁日。不動明王は、大日如来がもろもろの魔を降伏させるために憤怒の姿をとって現れたとされ、右手には降魔の剣、左手に縛めの索を持ち、背に火焔を負っています。治病、除難などの功徳があるとされます。不動信仰は関東に盛んで、千葉の成田不動、日野の高幡不動、東京の目黒不動や深川不動などが有名ですね。
この句では、綿菓子が貌の大きさほどの綿菓子が人気を呼んでいると詠っています。これで新年の季語は打ち止め。
作者やまぐち・せいそんの紹介は、2005年3月3日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・今日は快晴、雪をかぶった富士山、波穏やかな相模湾がくっきりと見えます。

投稿者 m-staff : 2016年01月28日 09:21

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