[2016年02月01日]

秋声の碑ひそと冬萌ゆる

加藤耕子

冬萌ゆるが冬の季語。冬萌えも同意の季語です。
1年で一番つらい2月になりました。今年は閏年。1日多いなんて…。
このところ近くを散歩していて、日溜りに思いもかけず萌え出している草を見つけることがあり、「春遠からじ」の印象を受けます。このように、冬に萌え出した芽が「冬萌」で、草、木のいずれにも用います。まだまだ寒い時期ですが、色の弱い芽立ちは弱弱しく、何とも健気に見えます。
この句の碑(いしぶみ)は、秋声の故郷、金沢でしょう。碑の立っている場所には、草木が「ひそ」と萌えています。情景が見えるようですね。
秋声は、徳田秋声(1871〜1943)のこと。小説家で本名・末雄。金沢の生れ、尾崎紅葉の門下で、自然主義文学にその名を残しました。「あらくれ」、「仮装人物」、「縮図」が有名ですね。
作者かとう・こうこの紹介は、2006年7月26日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・女子ジャンプの高梨沙羅選手は絶好調。W杯9戦8勝。圧倒的な強さです。あとは無理をして怪我することだけが敵ですね。

投稿者 m-staff : 2016年02月01日 09:46

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