[2016年02月14日]

薄氷雨ほちほちと透すなり

加舎白雄(1738〜91)

薄氷(うすごおり)が春の季語。薄氷(うすらい)、春の氷、残る氷なども同意の季語です。
春めいてきて、もう氷も張ることが無いだろうと思っているころに寒さがぶり返してきて、水たまりなどに、風が吹けば揺れ動くような薄い氷の張ることがあります。
作者は、18世紀末の江戸時代、天明俳壇を代表する俳人。「弟子けだし4,000人、世に知らるる者二百有余人」と言われました。
この句は、薄氷に降る雨が「ほちほちと」と氷に穴をうがって透(とお)して、沈んでゆく様子を描いています。ほちほちとは、細かなものが落ちる音、物がくだかれる音を言いますね。擬音が効果を挙げています。
今日は、バレンタインデー。
作者かや・しらおの紹介は、2008年9月20日を参照。
(出典:大岡 信著「第九 折々のうた」、岩波新書、1991年刊)
・スキージャンプ女子W杯第13戦が13日にスロべニアで行われ、高梨沙羅選手は2位。連勝は10でストップ、スロベニアの選手が1位と3位。高梨沙羅選手があんまり勝ちすぎるので欧州勢のやっかみが始まりましたね。

投稿者 m-staff : 2016年02月14日 09:46

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