[2016年02月20日]
春疾風子の手摑むてわが堪ふる
福永耕二(1938〜80)
春疾風(はるはやて)が春の季語。春嵐、春荒、春はやちなども同意の季語です。
私に住んでいるところは海岸に近いところなので、毎年春先になると強風が吹き荒れます。
春嵐は春の強風、突風を春疾風と言い、どちらも雨を伴いませんが、暴風雨になると春荒になります。春の気象は移動性高気圧と低気圧が交互に西から東に進みます。低気圧が日本海側を通る時に春嵐が起こりやすくなりますね。
この句は、起こった通りを句にまとめています。子を守る親の気持ちが素直に伝わってきます。
今日から水戸の梅まつり。
作者ふくなが・こうじの紹介は、2006年4月9日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・スキージャンプ女子W杯第15戦で高梨沙羅選手はほれぼれするような飛翔を見せました。これで早々と総合優勝を決めました。おめでとう。今日は横浜で句会。
投稿者 m-staff : 2016年02月20日 09:01
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