[2016年02月21日]

猫柳うつくしき雲ながれそむ

木下夕爾(1914〜65)

猫柳が春の季語。川柳、えのころ柳なども同意の季語です。
故郷の北海道では、雪が解ける頃の4月によく見かけました。
ヤナギ科の落葉低木。川べりなどの水辺に野生する柳の一種で川柳とも言います。雪解けの2月から3月にかけて、葉に先立って柔らかいビロードのような白い毛に包まれた花穂(かすい)をつけて、このふっくらとした花穂が「猫の尾」、あるいは猫の子を思わせるのでこの名前が付きました。
この句は、春を待ちきれないように銀色の衣をまとって光り輝いている様子を伝えてくれます。空には美しい雲がゆったりと流れていて、早春の見事な光景が浮かんできますね。
同じ作者に次の句があります。
猫柳つめたきは風のみならず  夕爾
作者の心象風景ですね。
作者きのした・ゆうじの紹介は、2006年5月23日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・昨日は横浜で句会、夕方から雨と風で、家に帰るころは大荒れ。参りましたね。その低気圧は北海道の東部に向かい、大吹雪になるのではという予報が出ています。

投稿者 m-staff : 2016年02月21日 09:43

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