[2016年02月28日]

のり柴も風が吹くぞやあさぼらけ

松窓乙二(1756〜1823)

のり(海苔)柴が春の季語。
日常食べている「甘海苔」は、内湾の真水と潮水のまじりあうところに出来ます。それを付着させ採取するために、浅い海中に小さな雑木を立てたのを「のり柴」と言います。その小枝を揺らして微風が、早春の明け方に吹いている光景ですね。この句では静かな春の明け方の様子を上手に表現しています。
私の住んでいる近くの相模湾の荒崎にもこのような光景を見つけました。遠くには富士山が見えます。「あさぼらけ」は朝がほんのりと明けて来るころを言います。
作者しょうそう・おつには、宮城県白石市の生れ、白石城下千住院の
住職。俳諧を父に学び、蕪村に私淑して「蕪村発句解」の著作があります。よく旅をし、全国各地に足跡を残しています。東北俳壇に名を知られ、句にはその風土の特色を生かし、重厚温和な趣があります。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・スキージャンプ女子W杯第16戦で高梨沙羅選手は、1回目101メートル、2回目は103メートルの圧倒的なジャンプで優勝。これで今シーズン13勝。第17戦は、今日の午後5時ごろから行われます。応援しよう。

投稿者 m-staff : 2016年02月28日 09:26

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