[2016年03月12日]

お水取火の絵巻物繰るごとし

西本一都(1905〜91)

お水取が春の季語。御水取、水取、修二会、お松明、二月堂の行(おこない)なども同意の季語です。
毎年、3月1日から14日まで、奈良東大寺の二月堂で行われる国家鎮護の行法を二月堂の行いと言い、また修二会とも言います。
その中でも有名なのが、お松明とお水取です。実際には、3月13日の午前2時ごろから、二月堂のほとりの閼伽井屋(あかいや)の御香水を汲み取るのですが、籠りの僧侶が大松明を持ち、石段を駆け上がり、お堂の回廊は、炎で廂も焦げるような壮観な行法が行われます。
この句は、火の一大スペクタクルを絵巻物とみています。演出効果への感動を伝えていますね。昔から、関西ではこのお水取りがすまないと暖かくならないと言われています。
作者にしもと・いっとの紹介は、2007年1月29日を参照
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・昨日の、東日本大震災政府主催追悼会での天皇の発言は、とても心のこもっていた印象を受けました。それに引き換え、安倍晋三首相の発言は通り一遍、味もそっけもないものでしたね。

投稿者 m-staff : 2016年03月12日 09:51

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