[2016年03月16日]

帰る日を溜めて田の雁沼の雁

深谷雄大

雁帰るが春の季語。帰雁(きがん)、行く雁、去る雁、名残の雁、雁の別れ、雁風呂なども同意の季語です。
真雁や菱喰(ひしくい)などは冬鳥で、秋分ごろに北からやってきて越冬し、春分のころには、ふたたびシベリア東部などの繁殖地へ戻って行きます。しかし、これは主に陰暦のころで、陽暦の今日では、10月上旬に来て、3月下旬から帰りはじめると言われています。その種類には、古くから雁として親しまれている真雁、それより体形の大きな菱喰、頭上から後ろにかけて赤褐色の羽毛の生えている酒面雁(さかつらがん)などです。古くから月夜を棹になり、鉤になって飛んでゆく姿の哀れさを感じて様々な思いを込めた季語が生まれてきましたね。
この句では、帰る雁を惜別の思いで詠むのではなく、鳥たちの羽根の中にみなぎってゆく力が感じられますね。
作者ふかや・ゆうだいの紹介は、2006年11月8日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
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投稿者 m-staff : 2016年03月16日 09:59

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