[2016年04月05日]

花曇小雀の嘴の苔一片

島村 元(1893〜1923)

花曇(はなぐもり)が春の季語。養花天(ようかてん)も同意の季語です。
桜の花の咲くころの暖かさが感じられる曇り空を言います。昔から「花開いて風雨多し」と言われるように、この季節の日本は低気圧と移動性高気圧とがかわるがわるに現れて天気が変わりやすい状態になります。
この句の闘病中の作者は、庭先に動く小雀(こがら)の嘴(はし)の先に、一片の苔がついているのを見つけました。庭の虫を啄んでいたときついたものでしょうね。このような曇り空の日は、冴えない気持ちを抱えて、このようにただ庭を見ているだけという心境です。「花曇」という季語はこのような気分にぴったりですね。
作者しまむら・はじめの紹介は、2009年9月4日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・ヤンキースの田中将大投手のアストロズとの開幕戦は、現地ニューヨークが雨で順延となりました。残念。6日の午前2時にスライドしました。好投が期待されます。

投稿者 m-staff : 2016年04月05日 09:18

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