[2016年04月18日]

ほとけにも九品の別や華鬘草

清水基吉(1918〜2008)

華鬘草(けまんそう)が春の季語。華鬘牡丹、瓔珞牡丹、藤牡丹、鯛釣草なども同意の季語です。
花の形が仏殿にかける飾りの華鬘に似ているのでこの名前があります。ケシ科の多年草。高さは50から60センチほど。中国が原産で江戸時代に渡来。観賞用として庭などで見かけます。4月ごろに、淡紅色の膨らんだ袋状の花が並んで咲いて可愛らしく揺れています。鯛を釣り上げたような形なので鯛釣草、また、葉の形が牡丹に似ているので華鬘牡丹と呼んでいます。
この句の「九品」は、極楽浄土に往生する者の生前に積んだ功徳の違いによって分けた九つの階位を言います。作者は、なんと仏様になっても差別されると慨嘆しています。華鬘がよく効いていますね。
今日は、発明の日。
作者しみず・もとよしの紹介は、2006年6月10日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(上)」、創元社、2008年刊)
・熊本地方の地震が14日から続いています。気象庁は、あと1週間は危険な状態が継続すると言っていますが、本当にそうでしょうか。二つの活断層がぶつかっている震源については、過去の経験は無く、これからどう進むのか誰にもわかりません。早く収束するのを祈るばかりです。

投稿者 m-staff : 2016年04月18日 09:15

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