[2016年04月20日]

降る雨に須磨の海濃い松の花

高橋淡路女(1890〜1955)

松の花が春の季語。松の花粉、十代りの松なども同意の季語です。
マツ科の常緑高木。松は一般的な通称。松という植物は無く、赤松、黒松、五葉の松などがあります。枝先に少数の雌花が、枝の基部には多数の雄花がつき、雄花は薄い茶色で米粒ほどの目立たない花ですが、風によって花粉を飛ばします。雌花のちに松ぼっくりになります。赤松は樹皮が赤褐色、黒松は黒色で、亀甲状の裂け目は黒松の方が多く見られます。赤松には松茸が生じます。
この句の「須磨」は、神戸市の南西の海岸で、白砂青松の須磨の浦に臨んでいて、明石海峡を隔てて淡路島に対しています。まことに美しい情景が浮かんでくる句ですね。
今日は、穀雨。雨が百穀をうるおして芽を出させるという意味。
作者たかはし・あわじじょの紹介は、2006年6月4日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・熊本地震で今一番困っているのは水。およそ9万6千所帯で断水しています。地震が発生してから明日で1週間。明日の天気は大雨の予想。早く落ち着いてほしいですね。

投稿者 m-staff : 2016年04月20日 09:16

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