[2016年04月25日]

魂のあそびや海市ひろがりつつ

小川双々子(1922〜2006)

海市(かいし)が春の季語。蜃気楼、山市も同意の季語です。
光りの異常屈折により、見えるはずの無いものが海上や砂漠で空中に浮かんで見える現象を言います。船や風景、人物などが見えます。多いのは春、夏の午後1時、2時ごろ。日本では富山湾、オホーツク海沿岸に見られます。天気が良くて風のない日が好適ですね。昔は、海中の大蛤、すなわち蛤が気を吐いて空中に楼閣を表すものと信じられていました。
作者は、この現代の不思議をわが身の方に向けて、それを「魂のあそび」ととらえ、楽しんでいますね。
作者おがわ・そうそうしの紹介は、2005年8月17日を参照
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・2020年の東京五輪のエンブレムが今日決定します。最終候補の4作品からどれが選ばれるでしょうか。「風神・雷神」をイメージした作品Cが面白いと思うのですが、しかしどれが決定しても平凡ですね。

投稿者 m-staff : 2016年04月25日 09:30

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