[2016年04月29日]

春愁の紙風船に息を詰め

鈴木しづ子(生没年不詳)

春愁(しゅんしゅう)が春の季語。春愁(はるうれひ)、春恨、春の恨み、春かなし、春思なども同意の季語です。
春愁は、何となく物憂く、気持ちが和まない、そのような思いを紛らすために、作者は紙風船に思い切り息を吹き込んだという心象風景が表されていますね。「春愁」「紙風船」の季重なりが作者の恋情を良く示しています。
今日は、昭和の日。昭和天皇の誕生日。さあ、大型連休、黄金週間が始まりましたね。こちとらには関係ありませんが、連続して休むと10日間にもなります。
作者すずき・しづこは、東京・神田の生れらしい。俳句は松村巨湫(きょしゅう)の指導を受け、1946(昭和21)年に句集「春雷」を刊行。そして第2句集「指輪」の奔放な句によって俳壇の喝采を浴びました。また実生活でも結婚に失敗し、その行方知れずとなりました。大変に個性の強い人だったようです。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・気がかりは、熊本地震、北朝鮮の動静。大型連休での事故。

投稿者 m-staff : 2016年04月29日 09:32

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