[2016年05月14日]

ねぢ花をゆかしと思へ峡燕

角川源義(1917〜75)

ねぢ(捩)花が夏の季語。文字摺草(もぢずりそう)、もじばな、ひねりばななども同意の季語です。
捻じれて咲いている一つ一つの花はラン科特有の形で、薄紅の花の色はとても優しく見えますね。田の畔、野原、芝地などに自生しています。5月から7月ごろに茎の上部に、らせん状にねじれた穂を出して、縄目のようになりながら淡い紅色の小花を開きます。花がねじれることからこの名前があり、
この句は、山峡に飛んでいる峡燕(かいつばめ)に、やさしく捩花の存在を伝えています。「ゆかし」は何となくなつかしい、何となく慕わしいという意味ですね。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・熊本地震は、今日で1か月。余震が収まらないなか、まだ1万人余りの人たちが避難を続けています。これからどのように復興するか頭の痛いことですね。被災者の健康が心配です。

投稿者 m-staff : 2016年05月14日 09:17

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