[2016年05月19日]

病み呆けて泣けば卯の花腐しかな

石橋秀野((1909〜47)

卯の花腐(くだ)しが夏の季語。
陰暦4月の別名を「卯の花月」と言いますが、その頃降り続く長雨を指します。卯の花の盛りで、卯の花を腐らせるほどしとしとと降り続く雨のことですね。春雨と梅雨の霖雨(りんう)で古くからある季語です。
この句は、1949(昭和24)年刊行の句集「桜濃く」に所収されています。
若くして病魔におかされた作者は、夫と一女を残して旅立ちました。病み呆(ほ)けて病床で泣く庭に、卯の花腐しがぼんやりと咲いています。
作者いしばし・ひでのの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:大岡 信著「第四 折々のうた」、岩波新書、1984年刊)
・女子バレーの日本はタイと対戦して大接戦。ようやく競り勝って首の皮がつながりました。日本の弱点はセッターにありますね。

投稿者 m-staff : 2016年05月19日 09:54

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