[2016年05月20日]

十薬の匂ひにおのれひき据える

橋本多佳子(1899〜1963)

十薬が夏の季語。蕺(どくだみ)も同意の季語です。
この花は異臭によってその存在を知らせてくれます。どくだみ科の多年草で、湿ったところに自生しています。白い地下茎からさつまいものような葉が出て、花は白く4枚の花びらがあるように
白い十字形を示していますが、花びらではなく苞片で、その上の穂が花です。十薬と言うのは、十種の薬を合わせた薬効があるからと言い、どくだみは毒を矯めるという意味ですね。
この句は、その悪臭に自らを引き締めて日常を送りたいと強烈な自尊心の句になっています。
今日は、小満。24節気のひとつで万物しだいに長じて天地に満ち始めると言う意味です。
作者はしもと・たかこの紹介は、2005年1月25日を参照。
(出典:蝸牛社編集部編「新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・大相撲の夏場所、今日は白鵬と稀勢の里の全勝対決。立ち合いで決まるような気がします。プロ野球のセリーグが大混戦。面白い試合を連日繰り返しています。

投稿者 m-staff : 2016年05月20日 08:59

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