[2016年06月10日]

老ふたり花たちばなに酔泣す

加舎白雄(1738〜91)

花たちばな(橘)が夏の季語。橘の花、大和橘、右近の橘なども同意の季語です。
橘は、古くから日本人に親しまれているミカン科の常緑低木。台湾から日本の暖地の海岸に自生して、日本原産で別名「大和橘」とも言います。6月に5枚の花弁をつけた白い気品のある花をさかせます。柚子に似たかぐわしい香りは特に詩歌の世界で愛されてきました。「古今集」には次の歌がありますね。
さつき待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする
この句では、ふたりの老人は酒を酌み交わしながら、一緒に咽び泣き始めた、というのです。きっと花橘のせいなのでしょうか。花橘は昔のことを思い出させる花なのでしょうね。
今日は、時の記念日。1920(大正9)年から始まりました。
作者かや・しらおの紹介は、2008年9月20日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
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投稿者 m-staff : 2016年06月10日 09:19

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