[2016年07月09日]

妻がなければ甚平はじだらくや

森 澄雄(1919〜2010)

甚平が夏の季語。じんべ、袖なし、甚兵衛も同意の季語です。
このごろは見かけなくなりましたが、夏に着る袖無しの単衣(ひとえ)を言います。麻布や薄地で作り、本来は、普段着や仕事着に使われてきたもので、夏に素肌の着ると涼しい感じなので、夏の季語になりました。紐で前を合わせて結び、膝を覆うぐらいの長さがちょうどいいぐらいです。古くは近畿、中国地方で甚平と呼ばれた夏の袖無しを言います。涼しくて鄙びた感じがしますね。
この句では、愛妻家の作者は、甚平を着てみせる妻が亡くなってこれを見せる相手がいないことに慨嘆しています。
作者もり・すみおの紹介は、2005年2月22日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今日の横須賀は雨。この雨が群馬県の方に降れば水不足は少しでも解決するのになあ。それにしてもアメリカは黒人差別の銃社会、オバマ大統領も大変です。

投稿者 m-staff : 2016年07月09日 09:58

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