[2016年07月13日]

やいと花村去るはひそかなるがよし

有働 亨(1920〜2010)

やいと(灸)花が夏の季語。屁糞葛(へくそかずら)も同意の季語です。
樹木や藪、人家の生垣に絡まって咲いていますね。アカネ科の蔓性多年草。楕円型で先のとがった葉をつけて、その付け根に筒形の可憐な小花をいくつかつけます。花の外面は白色。花の内面が紅紫色で、花の名前の由来は、花の内面の色が火をつけたもぐさの色に似ているからとも言います。茎や葉に臭気があることから屁糞葛とも呼ばれています。
この句では、作者は誰も過疎化してゆく村を去る時にはそっと抜けていってほしいと願っています。寂しさが灸花に象徴されていますね。
作者うどう・とおるの紹介は、2006年12月28日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(下)」、創元社、2008年刊)
・今年の大リーグオールスターゲームは、カリフォルニア州のサンディゴで開催中、日本人選手が一人も選出されませんでした。残念。それでも肌の色に関係なく一生懸命プレイをしています。

投稿者 m-staff : 2016年07月13日 09:05

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