[2016年07月16日]

南風や呼べば真白き鶏かへる

木下夕爾(1914〜65)

南風が夏の季語。南風(みなみ、みなみかぜ)、大南風(おおみなみ)、南吹く、はえ、まぜ、まじ、海南風、白南風(しろはえ)、黒南風(くろはえ)なども同意の季語です。
風力のあまり強くない暖かい風で、よく吹き続く性質があります。
この句のように、この風が吹き始めると雨を呼んでいるようで、遊びに放していた鶏を呼び戻さなければなりません。「コ―コ―コ―」と呼び声を発しています。それに呼応して真白な鶏があちこちの物陰から不意に走り出してきました。今ではあまり見かけなくなった田舎の風景が浮かんでくるようですね。
作者きのした・ゆうじの紹介は、2006年5月23日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・フランスのニースでは、無差別テロ。トルコでは軍の一部がクーデター。世界は動いています。今日は横浜で句会。

投稿者 m-staff : 2016年07月16日 08:38

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