[2016年07月21日]

雷連れて白河越ゆる女かな

鍵和田秞子

雷が夏の季語。雷鳴、雷雨、いかづち、はたた神、遠雷、日雷、雷神、落雷なども同意の季語です。
雷は、積乱雲によって起こる空中の放電現象。夏に最も多く見られ、雲の中の電気がほかの雲、または地面との間に放電する火花は2〜4キロの長さにもなります。
白河は福島県、関越えで有名ですね。封建時代は、「入り鉄砲に出女」と言い、江戸幕府が大名の謀反を恐れて、江戸に武器として鉄砲の入るのを恐れたことと江戸屋敷に人質として置いた大名の妻女が情報をひそかに国元へ送ることを警戒し、特に関所で厳重に取り締まりました。
この句の雷は、白河の名物。作者は雷が鳴り渡っているときに当地を訪れたのでしょうか。ここでも雷を人為的にとらえてユーモラスに表現し、今昔の感のある女性の旅を詠んでいますね。
作者かぎわだ・ゆうこの紹介は、2005年5月28日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・トルコが3か月間、フランスが半年延長の非常事態宣言。テロが世界中を駆け巡っていますね。どうしたもんじゃろのー。

投稿者 m-staff : 2016年07月21日 09:30

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