[2016年07月27日]

花さびた一戸となりて田を捨てず

永田耕一郎(1918〜2006)

花さびたが夏の季語。糊空木(のりうつぎ)の花、さびたの花なども同意の季語です。
北海道では糊空木を「さびた」と呼びます。ユキノシタ科の落葉高木。全国の山地に野生しています。夏になると、白い花が円錐状に密集して開き、白い花は額紫陽花に似ていて、正常花と飾り花があり、花弁に見えるのは飾り花ですね。幹の内側の皮から製紙に使う糊を取るのでこの名前があります。また、根の部分でアイヌはパイプを作りました。
この句は、明治から大正にかけて本州から多くの人が渡道して、農地を開拓しましたが、戦後の高度成長期に都市への流入が続き、土地を捨てる人が増えました。そのような中で、一戸になっても田を捨てずに農を守っている人の心意気に共鳴して作られた句です。
作者ながた・こういちろうの紹介は、2012年2月6日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・相模原市緑区の障害者施設での惨劇。報道を見聞する限りでは、これは防げた事件ではないでしょうか。犯人は事前に犯行の計画書をしかるべきところに出しています。施設から相談を受けた神奈川県警の対処の仕方に問題があったのではないでしょうか。

投稿者 m-staff : 2016年07月27日 09:28

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