[2016年08月05日]

片蔭といふもののなし基地の街

澤木欣一(1919〜2001)

片蔭が夏の季語。片かげり、夏蔭、日陰なども同意の季語です。
このところ散歩をするときは、日差しが強烈なので、必ず日陰を歩いていますね。
片蔭とは、夏の日蔭のことで、午後になると、街並みの塀や家の蔭に日蔭が出来ます。暑いので人はこの日蔭を通り、時に一息ついたりします。この季語は、木陰というよりは、街並みや家々の蔭などを指して使います。古くは、夏蔭、日蔭が使われましたが。今では片蔭がもっぱら使われるようになりました。
この句は、目の付け所が面白くて取り上げました。横須賀は基地の街ですが、もちろん片蔭はいたるところにあります。それよりも基地として使われているところには「片蔭がない」という作者の気持ちが表に出ていて印象深く感じました。
作者さわき・きんいちの紹介は、2005年3月8日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・リオ五輪は、開会式を前にサッカーから始まりました。日本代表もアフリカの強豪ナイジェリアと対戦します。さて、「梅雨明け10日」という言葉があります。強烈な暑さが続いていますね。

投稿者 m-staff : 2016年08月05日 09:57

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5641